OPINIONの理念ができるまでと、インタビュイーの定義
2016/06/13
OPINIONのメディア理念ができるまで
1960年代にカリブの島ジャマイカでレゲエが生まれ、50余年が経過した。
これまでのどの音楽にもないメッセージ性とリズム、新手法によるメロディを内包したそれは、新しいカルチャーに飢えた世界中のリーディングパーソンらに歓迎され、海を越えたブームとなり世界各地に広がりをみせた。
ワールドミュージックのグローバルアイコンであり、レゲエ文化の核と言えるアーティストであるBOB MARLEYが来日したのは1979年である。
これを機に、日本国内でのレゲエムーブメントが目に見える形で現れはじめる。
それから30余年が経過し、様々な音楽ジャンルに影響を与えながらムーブメントは拡大した。リスナーのライフスタイルに寄り添い、年齢や環境を超えて長く愛聴できる文化として広がっている。
日本で育ったレゲエを手に、各国で活動をする日本人も増えた。
音楽ビジネスとしても1990年代半ばよりいくつかの隆盛を繰り返している。
日本のポップスと結びつき生まれた“ジャパレゲ”は2016年現在の国内レゲエジャンルとして、最も親しまれているのは明らかだ。
独自の進化が行えるほどの注目を浴び、いわゆるメガヒットが続出するほどの土壌となったのである。
それは喜ばしいことと同時に、“レゲエ”そのものに偏見を持たれやすい状況であるとも言えるのではないだろうか。
現時点からシーンを俯瞰して振り返ると”レゲエ文化”や"ダンスホール”という線引きがやや曖昧化し、ぼやけたからこそ薄まった印象を受けるのも事実だ。
改めて今、レゲエの本質を大切に保ちながら、独自の進化の過程に新たなエッセンスを加えたい。
それによりレゲエは、日本人一人ひとりの暮らしにより組み込まれた、一生を共にできる文化として、昇華できるのではないだろうか。
メディアとしてスタート地点に立ったばかりであり、まだまだ小さな存在にしか過ぎない「OPINION」だが、シーンに吹く一抹の風として、一滴の水として、改めて今まで文化と土壌を開墾してきた”人(OPINION)”に注目したいと思う。
彼らの視線や体感してきたストーリーを可視化しながら、これからのレゲエシーンをガイドする一つの方法として、社会に伝えていく支援ができれば幸いだ。
OPINION メディア理念
シーンを支える”オピニオン(意見、見解、持論、所信/専門家の意見)”にスポットライトを当てたインタビューメディア。
活躍している表方・裏方や、長きにわたりシーンを支える人々の一人ひとりのストーリーに迫る。
音楽を選び、レゲエに生きる人々の想いを、言葉・文章として伝える。
OPINION インタビュイーの定義
①文化と土壌を開墾してきた人であること
②生きざまがあること
③リスナーのロールモデルとなる要素があること
2016,5, OPINION編集部
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